ジオメトリおよびメッシュ
COMSOL Multiphysics® バージョン 5.3a では薄ドメイン除去機能の拡張, 既定変数を使ったサイズ数式など, いくつかのアップデートがあります. 詳細は以下をご覧ください.
自動薄ドメイン除去
「ディテール除去」機能が拡張され, 薄ドメインを除去できるようになりました. 「ディテール除去」セクションでデフォルトで選択されている「薄ドメイン」チェックボックスが選択されていれば, この機能がジオメトリの中から薄いドメインを見つけて自動で除去します.
要素サイズのサイズ式編集フィールド
「サイズ式」ノードに新しいオプションが追加されました. フィジックス, 材料, スタディで定義される変数 (例えば周波数) を使ってサイズ式を定義することができます. サイズ式の編集フィールドに変数を入力できるようになることで, モデルの変化に応じてメッシュを更新することができるようになるなど, よりカスタマイズされたメッシングが可能になります. 評価文はスタディステップで「初期値を取得」を実行するときと同じです.
メッシュファイルフォーマットにおける選択
COMSOL メッシュファイルフォーマット (.mphbin および .mphtxt) がファイルに関連する選択をサポートするようになりました. これにより, サードパーティーのソフトウェアからインポートする際にメッシュと一緒に選択に関する情報を転送することができるようになります. これらの選択は材料やフィジックス指定の際にも利用できます. 同様にCOMSOL Multiphysics® ソフトウェア から COMSOL メッシュファイルにメッシュをエクスポートする際には対応するコンポーネントの選択をエクスポートすることができます.
マップトメッシュにおける孤立エンティティ
マップトメッシュ機能が2Dドメインと3Dフェースにある孤立した頂点とエッジを取り扱えるようになりました. これによりジオメトリを事前に分割することなく構造メッシュを作成することが可能になります.