マルチボディダイナミクス

新しいアプリ:トラック搭載クレーンアナライザー

所定のクレーン位置と油圧シリンダーの能力を対象に, トラック搭載クレーンの最大積載量を計算する新しいアプリケーションを追加しました.

定義したクレーン位置と油圧シリンダーに応じて最大積載量を解析するトラック搭載クレーンのアプリ. 定義したクレーン位置と油圧シリンダーに応じて最大積載量を解析するトラック搭載クレーンのアプリ.

定義したクレーン位置と油圧シリンダーに応じて最大積載量を解析するトラック搭載クレーンのアプリ.

関節 DOF に適用した力/モーメント

荷重を関節の自由度に直接適用できるようになりました. たとえば, 直動関節で油圧シリンダーをモデル化するとき, シリンダー力を指定できます. 変化は, 加えた力とモーメントサブノードに表示されます. ここでは, 適用セクションの関節も選択できるようになりました.

関節のアタッチメントフィルター

大型のマルチボディダイナミクスモデルでは, 関節のアタッチメント選択セクションのソース行先の選択リストが長大なリストになるおそれがあります. そこで, これらのリストは, オブジェクト選択によってフィルター処理できるようになりました. 新しいセレクションフィルターを使用チェックボックスを選択すると, 2 つの新しいサブノード (ソースフィルター行先フィルター) が関節ノードの下に表示されます. これで, 選択した領域にあるアタッチメントまたは固定領域のみがアタッチメント選択セクションのソースリストと行先リストに表示されるよう, 領域を選択できます.

マルチボディダイナミクスインタフェースのローラー条件

マルチボディダイナミクスフィジックスインタフェースでローラー境界条件を使用できるようになりました. この条件は, 複数の滑り境界, または対称条件のモデル化に使用できます.

マルチボディダイナミクスモデルの点軌道プロット

3D プロットグループサブノードと 2D プロットグループサブノードの点軌道 オプションで, 運動体の幾何学的点や切点の軌道をプロットできるようになりました. この新しいプロットは, 既存の多くのマルチボディダイナミクスモジュールアプリケーションライブラリの例で使用しています.

遠心調速機のモデルで点軌道プロット機能を使用した例. 遠心調速機のモデルで点軌道プロット機能を使用した例.

遠心調速機のモデルで点軌道プロット機能を使用した例.

質量特性の計算

構造力学フィジックスインタフェース (固体力学, 薄膜, シェル, プレート, トラス, ビーム, マルチボディダイナミクス) は, 定義の下の質量特性ノードで質量特性一式を返すことができるようになりました. フィジックスインタフェースのすべてのタイプの質量寄与が対象になります.

  • 材料モデルの質量密度. * 付加質量. * 点質量と慣性. * 固定領域と固定コネクターの質量と慣性. * ビームとシェルの厚さに関わる慣性. * ビーム軸を中心とした回転に関わる慣性.

変形した構成の質量特性も, 質量特性サブノードの設定内の空間フレームを選択して計算できるようになりました.