可視化

計算メッシュの外にある遠方場の評価とプロットを簡素化する新しいデータセット

パラメーター化曲線パラメーター化サーフェスデータセットは領域メッシュがない場合, 大域的に定義された式のみを評価するチェックボックスを選択することにより評価を支援します. このように, 遠方場変数は定義済みパラメーター化サーフェスまたは曲線のメッシュの外側で評価できます. 新しいグリッドデータセット機能は, 体積または表面の計算領域外の遠方場をプロットするのに使えます. このグリッドの解像度には, グリッド 3D 設定ウィンドウでアクセスできます.

バージョン 5.1 では, メッシュ外の空間的に変化する式と場を評価し, 可視化できるようになりました. たとえば, 電磁波や音響波の遠方場は, ユーザー定義のパラメーター化サーフェスまたは曲線上のメッシュ外で評価と可視化ができます. 複数の体積全体の可視化には, 新しいグリッドデータセットを利用できます.

グリッド 3D データセットおよび遠方場の算出機能を使って圧電トンピルツトランスデューサー例の計算領域の外 (メッシュ外) にプロットされた圧力場. トランスデューサーのポストプロセスはモデルメッシュにプロットされます. 一方, 遠方場のポストプロセスは, トランスデューサーの周囲を取り囲む空間にある単純な不可視の長方形グリッドにプロットされます. グリッド 3D データセットおよび遠方場の算出機能を使って圧電トンピルツトランスデューサー例の計算領域の外 (メッシュ外) にプロットされた圧力場. トランスデューサーのポストプロセスはモデルメッシュにプロットされます. 一方, 遠方場のポストプロセスは, トランスデューサーの周囲を取り囲む空間にある単純な不可視の長方形グリッドにプロットされます.

グリッド 3D データセットおよび遠方場の算出機能を使って圧電トンピルツトランスデューサー例の計算領域の外 (メッシュ外) にプロットされた圧力場. トランスデューサーのポストプロセスはモデルメッシュにプロットされます. 一方, 遠方場のポストプロセスは, トランスデューサーの周囲を取り囲む空間にある単純な不可視の長方形グリッドにプロットされます.

点軌道プロット

3D プロットグループサブノードと 2D プロットグループサブノードの点軌道オプションで幾何学的点や切点の軌道をプロットできるようになりました. この新しいプロットタイプは, マルチボディダイナミクスモジュールを使用したシミュレーションに最適であり, さまざまな関連チュートリアルモデルに使用します.

ジャイロスコープモデルで点軌道プロット機能を使用した例. ジャイロスコープモデルで点軌道プロット機能を使用した例.

ジャイロスコープモデルで点軌道プロット機能を使用した例.

単位セルを配列として可視化

データ配列を生成するために新しいデータセットが導入され, 周期解をプロットするのに簡単に使えます. 配列データセットは, 音響, 構造力学, 電磁気学などにおける周期的波動シミュレーションに最適です. 例えばこれらの配列データセットは, フロケ周期境界条件を利用するモデルからの解を可視化するのに使えます.

新しい配列 2D データセットを使用して多孔質アブソーバーチュートリアルにプロットした合計圧力. 新しい配列 2D データセットを使用して多孔質アブソーバーチュートリアルにプロットした合計圧力.

新しい配列 2D データセットを使用して多孔質アブソーバーチュートリアルにプロットした合計圧力.

点マトリックスの評価

新しい点マトリックスの評価機能 (導出値機能のサブノード) では 1 点以上のベクトル, マトリックス, あるいはテンソルを評価できます. この機能では, たとえば, 点のテンソル量を表示できて便利です. 特に圧電素子デバイスのモデル化には最適です. これによって, グローバル座標系と局所座標系のいずれにおいてもテンソル材料特性を定義できます. その結果, たとえば局所座標系と同様にグローバル座標系でも弾性マトリックスを表示できるようになりました.

時間積分データセットと時間平均データセット

名前でわかるように, 新しい時間積分データセットと時間平均データセットでは, 積分と平均を時間経過に従って簡単に計算できます.

偏光楕円

光線軌道と粒子軌道上に偏光楕円をプロットして偏光がどのように変化するかを可視化します.

平行な速い軸を持つ一連の線形波波長板を通過した, 円偏光の偏光楕円. 平行な速い軸を持つ一連の線形波波長板を通過した, 円偏光の偏光楕円.

平行な速い軸を持つ一連の線形波波長板を通過した, 円偏光の偏光楕円.