メッシュとジオメトリ

ジオメトリ

分割領域ジオメトリの操作

新しいジオメトリ操作である Partition Domains (領域分割) では、2D と 3D でさまざまな方法で選択した領域は、それぞれ曲線と面を指定すれば分割できます。 たとえば、3D ジオメトリ領域は、選択したジオメトリ面の延長で分割できます。 その場合、領域の隣接する面を分割する場合、その面まで面を延長できます。

モデリング時に、この機能はいくつかの目的に対応します。 非構造化メッシュではなく、構造化メッシュでジオメトリの一定部分にメッシュを張る方が都合がよく、ただしマップされたメッシングやスイープされたメッシングに対してその領域が適していない場合、この方法が便利です。 分割機能は、複雑な形状の (高度な非凸状) 領域を、メッシュを張りやすい領域に再分割して 4 面体メッシュを張るときにも重要なツールです。 さらに、この分割機能では、メッシングの際の (共用メモリ) 並列化のレベルも増やすことができます。

Partition Domains (分割領域) ノードは、Geometry (ジオメトリ) ノードの下のサブノードのリストの任意の位置に配置できます。したがって、この操作では、Form Union/Assembly, Assembly Geometries (フォームユニオン/アセンブリ、アセンブリジオメトリ) 操作と Virtual Geometries (仮想ジオメトリ) 操作の実行前後に出力ジオメトリの分割ができます。

分割領域操作のワークフロー。 分割領域操作のワークフロー。

分割領域操作のワークフロー。

元のジオメトリにメッシュが張られている場合、そのジオメトリは非構造化 4 面体でメッシュが張られていて不適切なことがあります。 ジオメトリの 2 つの面と、Partition with extended faces (延長面による分割) オプションを選択すると、異なる領域の自動 6 面体メッシングをサポートする分割ジオメトリを作成できます。

出力選択肢のためのジオメトリエンティティレベルの制御

新しい COMSOL Multiphysics リリースでは、ジオメトリ操作で自動的に生成される選択肢を強化しました。 このたび、ジオメトリシーケンスで生成された選択肢のエンティティレベル (点、エッジ、面、または領域) は、フィジックス、材料、またはメッシングを定義するときなどの他の操作に使用するための制御や選択が可能になりました。 パーツライブラリで使用するカスタマイズしたジオメトリ部品を構築するときは、どの選択肢をユーザーに表示するかを制御できます。

メッシュ

より強固な 4 面体メッシング

新しいアルゴリズムでは、 Free Tetrahedral (自由 4 面体) 操作により、従来は "Failed to respect boundary element edge on geometry face (ジオメトリ面の境界要素エッジを考慮できませんでした)" あるいは "Internal error in boundary respecting (境界の考慮における内部エラー)" などのエラーになっていたジオメトリメッシングが可能になりました。 COMSOL Multiphysics バージョン 5.2 で使用するデフォルトのメッシングは、新旧方式のハイブリッドです。 Tesselation MethodAutomatic に設定すると、旧方式が最初に適用され、それが失敗すると、新方式が適用されます。 オプションで、Tesselation Method (メッシュ方式)Delaunay (ドローネー) または Delaunay Alternative (ドローネー、代替方式) に設定すると、新旧方式のいずれかだけの使用を選択できます。

マウンテンバイクフォークチュートリアルモデルの締まりばめに使用するメッシュ。 マウンテンバイクフォークチュートリアルモデルの締まりばめに使用するメッシュ。

マウンテンバイクフォークチュートリアルモデルの締まりばめに使用するメッシュ。

新しい 4 面体メッシャーでは、本ソフトウェアの従来バージョンよりはるかに大きな CAD ジオメトリクラスのメッシュ設定を変更しなくても、自動メッシングが可能です。

外部メッシュパーツをインポート

外部で定義したメッシュをジオメトリとしてインポートするプロセスが簡単で強固になりました (STL ファイルで定義した表面メッシュなど)。 手順としては、単に Geometry (ジオメトリ) ノードの下にインポートサブノードを追加し、インポートするメッシュファイルを参照し、Import (インポート) ボタンをクリックするだけです。 COMSOL Multiphysics は、メッシュファイルをインポートする (Global Definitions (グローバル定義) ノードの下の) Mesh Part (パーツをメッシング) ノードを自動的に追加し、インポートしたメッシュからジオメトリを作成します。 面オブジェクトチェックボックスの Form solids (ソリッドをフォーム) は、ジオメトリインポート操作で、インポートした閉鎖表面メッシュをソリッドオブジェクトに変換するかどうかを制御します。

メッシュ部品を使用するとき、メッシュノードの下では、Ball (ボール)Box (ボックス)Logical Expression (論理式) などインポートしたメッシュと同じメッシュ分割操作セットをアクセスできます。 インポートしたメッシュ部品をこれらの操作のどれかで変更すると、対応するジオメトリインポート操作では再構築が必要であることを自動的に検出します。 ジオメトリインポート操作を再構築すると、対応するコンポーネント内のすべての選択対象が新しいジオメトリに自動的に更新されます。

材料情報を保存した NASTRAN® ファイルを参照するメッシュ部品からジオメトリをインポートすると、材料を定義するノードが、そのジオメトリのコンポーネントの Materials (材料) ノードの下に自動的に表示されます。 ジオメトリインポート操作では、NASTRAN® ファイルで定義した選択対象の転送も行います。


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