ユーザー主導の COMSOL® ソフトウェアアップデートがバージョン 5.2a より

 

Feedback from users like you helps us continuously enhance COMSOL Multiphysics® and COMSOL Server™ with the functionality you need most. When you needed to solve your models faster, wanted more visualization options, or when you hoped for a quicker way to model your application, you told us about it. And we are happy you did, because your feedback powered the release of version 5.2a.

So what's new? You will find a high-level overview of the major news in COMSOL® 5.2a on this page. If you are curious about specific products or want more details on core functionality updates, click the "Menu" button above to browse.

When you are ready to update your software, click on the Download Version 5.2a button, which will take you to the Product Download page. It is easy to download the latest version of the COMSOL® software if you have a COMSOL Access account with your license number linked to it. Simply log in and follow the onscreen product download directions.

Free Webinar: Introducing COMSOL Multiphysics® and COMSOL Server™ 5.2a

全般的なアップデート

  • 不連続ガラーキン (DG) 法に基づく, 時間領域の音響のための新しい明示的ソルバーが利用可能になりました.
  • 平滑化集合代数的マルチグリッド (AMG) ソルバーを使用することで, 線形弾性問題を解析する際にメモリを節約できます。
  • 大きな問題を処理できるよう領域分割ソルバーが最適化されました.
  • 品質最適化によりメッシングの強化を図り, 全体的なメッシュが向上しました.
  • LaTeX フォーマットを挿入することで, 1D, 2D, および 3D プロットでより詳細な注釈を付加できるようになりました.
  • VTK エクスポートオプションを使い, 広く使用されている VTK ファイル形式 (*.vtu) でデータをエクスポートすることができます.
  • 結果を可視化する際に, 新しい6種類のカラーテーブルから選べます.
  • 入力フィールドと結果機能に加え, パラメータ, 変数, 方程式を入力する際に, オートコンプリートでオプションを一覧表示しやすくなりました.

アプリケーションビルダと COMSOL Server™

  • カスタム COMSOL Server™ テーマを使い, ログイン画面, アプリケーションライブラリ等で貴組織のロゴ等を使用できます.
  • COMSOL Server™ を介して解析中のアプリケーションに再接続できるので, シミュレーションをやり直さずに済みます.
  • アプリケーションを起動していてもユーザーインターフェースを更新できる, より動的なアプリケーションを設計できるようになりました.
  • 新しいビデオフォームオブジェクトとハイパーリンクフォームオブジェクトにより, 直接アプリケーションにビデオを埋め込んだり, Web ページへのハイパーリンクを貼れるようになりました.
  • COMSOL Server™ では, 管理者が決めた特定のグループやユーザーを管理する必要がある方向けに, 新たにパワーユーザーロールを設けました.
  • アプリケーション設計でヒントとなる新規および機能強化されサンプルアプリケーション.

電気

  • 新しい磁気ベクトルヒステリシス材料モデルを使い, 変圧器磁心や強磁性装置等の装置をより現実的にモデル化できます.
  • シェル内の磁気飽和モデリングについてサポートが追加されたので, 磁気遮蔽をより現実的にモデル化できます.
  • RF およびマイクロ波解析における2ポートネットワークシステムの使用.
  • 高速周波数スイープの方法が更新され, 多様な周波数でスイープを実行する際に便利です.
  • 分極ドメイン機能により, 非線形周波数混合シミュレーションが簡略化されました.
  • レンズ系を通過してメッシュ化領域外まで届く光線を追跡するための新しい光線追跡機能.
  • 新しい光学収差プロットタイプは, 単色収差を測定し, ゼルニケ多項式を用いて評価, プロットを行います.

構造力学

  • 粘着と剥離の新しい機能を使い, 粘着や剥離する物体をモデル化できます.
  • さまざまな形態で表現される熱膨張データや, 熱が制約特徴に与える影響を利用できるようになりました.
  • 新しい 磁歪 インターフェースを使い, 線形および非線形センサー, アクチュエータ, トランスデューサの磁歪特性をモデル化できます.
  • 新しいセレンディピティ要素タイプを使用することで, モデルの求解が迅速化され, メモリ使用量を減らせます.
  • 新しい可塑性材料モデルには, 4種類の新しい等方硬化モデルと2種類の新しい移動硬化モデルがあります.
  • 可塑性について, 等方硬化と移動硬化を組み合わせてモデル化できるようになりました.
  • 大ひずみ粘弾性のモデル化が可能となり, 超弾性モデルの拡張機能として利用できます.
  • 自動車等の動力伝達用途のための5種類のギアと4種類のギア接続など, ギアを利用できるようになりました.
  • スポーリングを伴う内部疲労のモデル化に Dang-Van モデルが追加されました.

伝熱

  • 新しい気象データベースを活用して, 伝熱解析で環境条件を考慮に入れることができます.
  • 新しい熱水分輸送マルチフィジックスインターフェースを使い, 建築部材に影響を与える乾燥や結露をモデル化できます. *表面対表面放射モデルで対称性を利用して, シミュレーションを簡略化, 高速化できます.
  • 薄肉構造の伝熱が更新され, 薄膜や薄い亀裂内の伝熱をモデル化できるようになりました.

音響

  • 時間領域の音響のための新し明示的方法を使い, バックグラウンド流が想定される超音波装置をリアルにモデル化できます.
  • 吸収層機能を使い, 反射せずに無限に伝播する時間依存音波をシミュレートできます. *ラウドスピーカーや電子音響変換素子の解析に指向性プロットが追加されました.
  • 音線音響 インターフェースのメッシュレス音線音響機能により, 音線の伝播にジオメトリックドメインやメッシュが不要になりました.

流体

  • チェックボックスをクリックするだけで, 重力や浮力の影響をモデルに適用できます.
  • ファン機能の入口流動方向として, 旋回流を定義することができます.
  • 多孔質弾性 インターフェースは, 固体力学 および ダルシーの法則 インターフェースを組み合わせたマルチフィジックス連成ノードとなりました.
  • 地下水流の新しい Flownet プロットタイプは, 流線プロットとコンタープロットを1つのプロットにまとめたものです.
  • 抗力を適用する際に用いる粒子の乱流拡散に新しいオプションが加わりました.

化学

  • 反応流 インターフェースは, 層流 および 濃縮化学種輸送 インターフェースを組み合わせたマルチフィジックス連成ノードとなりました.
  • 反応型ペレットベッド機能を使い, ペレット内部の表面化学種の反応をモデル化できます.
  • 外部短絡境界条件を使い, 電池シミュレーションに短絡状況をモデル化できます.
  • 新しい 単粒子電池 インターフェースでは, 多様な種類の電池のモデル化が容易になりました.

多目的とインターフェース

  • LiveLink™ for SOLIDWORKS® の新しいサンプルアプリケーションでは, SOLIDWORKS® に直接インターフェース連結し, バイクフレームのジオメトリを変更してさまざまな構成を解析することができます.
  • CAD ファイルのインポート/エクスポート機能が拡張され, 複数のファイル形式の新しいバージョンに対応するようになりました.
  • LiveLink™ for AutoCAD® を使い, AutoCAD® の材料選択項目を自動的に直接 COMSOL Multiphysics® に転送できるようになりました.
  • LiveLink™ インターフェースを使用している場合, CAD プログラムのファイル名と状態が設定ウィンドウに表示されるので, リンクしたモデルを把握しやすくなります.
  • LiveLink™ for MATLAB® のラッパー関数 mphplot, mphevaluate, mphglobalmatrix, mphstate および mphmatrix, mphnavigator, mphshowerrors が更新されました.