COMSOL Server™アップデート
COMSOL Server™ をご使用の場合、COMSOL Multiphysics® バージョン 5.2a では、独自のカラースキーム、画像、ロゴ等で Web インターフェースを完全にカスタマイズすることができます。 また、新しいパワーユーザーロールが導入され、特定のユーザーのアクセス権を指定しやすくなりました。 COMSOL Server™ のアップデートの詳細は、以下のとおりです。COMSOL Server™ Web インターフェースのテーマ作成
管理者は、Administration(管理)ページの Appearance(外観)セクションから、COMSOL Server™ Web インターフェースのビジュアルテーマを変更することができます。 色、ロゴ、ログイン画面の内容をカスタマイズでき、またカスタム HTML コードを追加して COMSOL Server™ Web インターフェースをブランド化できます。
管理者ユーザーインターフェースの改善
新しく実装され簡素化されたモニタセクションのインターフェースで、システム情報パネルとセッションパネルの表示と非表示を別々に切り替えることができ、表示される情報を整理できます。

再接続機能の強化
ネットワーク接続が失われた場合に、アプリケーションへの再接続が容易になりました。 さらに、アプリケーションを実行しており求解中であっても、再接続することができます。
新しいパワーユーザー権限ロール
COMSOL Server™ の更新されたバージョンでは、ユーザーと管理者の中間的なアクセス権を持つ、パワーユーザーという新しい権限ロールが用意されています。 つまり、パワーユーザーとは、ひとまとまりのグループとそのメンバーのモデレータです。 これらのグループは、管理者が選択するか、パワーユーザーが作成します。 パワーユーザーは、モニタセクション、ユーザーデータベースセクション、プリファレンスセクションを見ることができ、モデレートしたグループのユーザーを編集でき、ユーザーが実行中のアプリケーションをシャットダウンできます。
ロール | ユーザーの追加と削除 | アプリケーションアップロード | アプリケーション実行 |
---|---|---|---|
アドミニストレーター | Yes | Yes | Yes |
パワーユーザー | Yes* | Yes | Yes | ユーザー | No | Yes | Yes |
ゲスト | No | No | Yes |
*ユーザーやグループの作成と削除をパワーユーザーに許可するかどうかを決めるグローバルプリファレンス設定があります。 パワーユーザーは、そのパワーユーザーのモデレートしたグループのメンバーであるユーザーだけを削除することができます。 |
事前起動したアプリケーションプロセスの数を設定
アプリケーションの起動に使用する事前起動アプリケーションプロセスの数を、管理者が手動で設定できるようになりました。 この機能は、高使用率が予想される COMSOL Server™ インストレーションでの使用を目的としています。 デフォルトの数は 1 です。