ジオメカニスクスモジュールアップデート
COMSOL Multiphysics® バージョン 5.3a のジオメカニクスモジュールでは3つの土壌材料モデルが追加されました. デフォルトプロットも改善されました. 詳細は以下をご覧ください.
弾塑性土壌材料モデル
新しい土壌材料モデルが「弾塑性土壌材料」機能として加わりました. この機能では弾性と塑性の振舞いが独立ではありません. そのような材料モデル,「カムクレイ」, は従来のバージョンに含まれていましたが, 改良されて新しく,「修正カムクレイ」となりました. 他の3つの材料は, ジオメカニクスコミュニティでよく使われますが,「硬化土壌」, 拡張バルセロナベーシック」,「修正構造カムクレイ」です.
デフォルトプロットの改善
構造力学フィジックスインターフェースのデフォルトプロットがさらに情報量のある可視化になりました. それに対応してアプリケーションライブラリのチュートリアルも更新されました. 新しくなった点の主要なものは次の通りです:
- フォン・ミーゼス応力プロットのカラーテーブルがレインボーライトになりました.
- 固有周波数と線形バックリングスタディのモード形状プロットのカラーテーブルが AuroraBorealis になりました.
- モード形状プロットにおいて, 物理的な意味を持たないモード振幅のレジェンドをなくしました.
- 「梁」と「トラス」インターフェースの断面力プロットが, カラー範囲が対称であるウェーブになりました.
- これにより張力と圧縮の区別が一目でできるようになりました.
- 接触解析において接触圧力プロットがラインプロット (2D) またはコンター (3D) として加わりました.
- 応力線形化のデフォルトプロットにレジェンドが加わりました.
- 「シェル」インターフェースの非変形ジオメトリプロットが新しい色になりました.
- 塑性やクリープなどの材料モデルが使われる場合, 有効塑性歪など, 関連する歪量のコンタープロットが応力プロットと重ねて描画されます.
- 非線形構造材料モジュールとジオメカにクスモジュールに適用されます.
- 「疲労解析」インターフェースでは予想される破壊サイクルと使用因子にトラフィックカラーが使用されます. 疲労解析モジュールに適用されます.