LiveLink™ for MATLAB® アップデート
COMSOL Multiphysics® ソフトウェアバージョン 5.3a の LiveLink™ for MATLAB® では, 改良されたラッパー関数が加わり, 使いやすさが改善されました. COMSOL Server™ 製品のアドオンとして, 新しいタイプの COMSOL Server™ への接続が導入されれました. 詳細は以下をご覧ください.
COMSOL Server™ 製品への接続
COMSOL Client と一緒に LiveLink™ for MATLAB® をインストールすると, MATLAB® ソフトウェアの内部から COMSOL Client に接続できるようになりました. 実際には, これはアプリの中で MATLAB® 関数を使うことができることを意味しています. つまり, COMSOL API へアクセスするために MATLAB® から COMSOL Server™ へ接続します.
新しく改良されたラッパー関数
mphreduction
新しいラッパー関数 mphreduction
は時間依存モデルから縮小次数の状態空間行列を抽出します. 抽出された状態空間行列はシミュレーション, 制御設計の他, 他のタイプのモデル解析に使用できます. モデル縮小に関しては スタディおよびソルバーアップデート をご覧ください.
mphplot
コード mphplot(model)
は MATLAB® のプロットウィンドウを生成します. そこで, ジオメトリ, メッシュ, 結果プロットの全てを一つの同じウィンドウの中で入替えることができます. ライトのオン・オフやビューの切替えがツールバーのボタンでできます. プロットウィンドウの中でプロットを切替えるときにカメラ位置も保存することができます.
mphmesh
ラッパー関数 mphmesh
は改善されたビュー機能を, ジオメトリのエンティティの非表示を新たにサポートします.
mphthumbnail
ラッパー関数 mphthumbnail
を使うと, MATLAB® のプロットウィンドウに表示されたグラフを直接使って, モデルファイルを保存する際に保存することができるモデルサムネールを作成できるようになりました. サムネールを消去することもできます.
MATLAB® ソフトウェアのMファイルで定義された関数追加機能の改善
COMSOL Multiphysics® モデルの「グローバル定義」で定義された関数が, MATLAB® のMファイルで定義されたものも含めて, 全てのテキストフィールドと, (従来, グローバルパラメーターをサポートしていた) テーブルセルで使用可能になりました. これにより, ジオメトリやメッシュの作成などに使用されるパラメータを定義するときに, これらの関数を使用することができます. この機能の詳細については, COMSOL Desktop® Updates を参照してください.
MATLAB は MathWorks, Inc. の登録商標です. COMSOL AB 並びに同社の子会社及び製品は, かかる商標権者と関連しておらず, これによる承認を受けておらず, これによる資金提供を受けておらず, これによる支援も受けておりません.