パイプ流れモジュールアップデート
パイプフローモジュールのユーザー向けに, COMSOL Multiphysics® バージョン5.6は, パイプ系での流体と構造の相互作用, パイプの一方向の制約, およびパイプ音響のより柔軟なライセンシングのための新しいフィジックスインターフェースを提供します. これらの機能の詳細については, 以下をご覧ください.
流体-パイプ相互作用, 固定ジオメトリマルチフィジックスインターフェース
新しい流体-パイプ相互作用, 固定ジオメトリインターフェースを使用して, 流体-構造相互作用(FSI)をモデル化するときに, 構造解析に対する流体荷重の影響を考慮することができます. 新しい流体-パイプ相互作用マルチフィジックスカップリングは, 管流とパイプ力学のインターフェースを接続します. より正確なFSIシミュレーションでは, 内圧, 抗力, 曲げの荷重, および接合部の荷重が全て考慮されます. この新しいインターフェースは Coupled Analysis of Flow and Stress in a Pipeで示されています.
パイプの単方向拘束
パイプ力学インターフェースでは, 規定の変位/回転機能が改善され, 変位を設定するための3番目のオプションが追加されました. 新しい制限付きオプションでは, 自由変位が可能ですが, 上限と下限を定義する必要があります. これは, 一方向サポート上にあるパイプのモデリングに特に役立ちます.
パイプ音響のより柔軟なライセンシング
パイプ音響, 周波数領域およびパイプ音響, 過渡インターフェースが, パイプフローモジュールまたは音響モジュールのいずれかで使用できるようになりました.