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LiveLink™ for MATLAB® アップデート

LiveLink™ for MATLAB® のユーザー向けに, COMSOL Multiphysics® バージョン 6.1 では次の新しい機能が追加されました:

  • モデルマネージャーに保存されたモデルの操作
  • データセット
  • プログレスバーを表示しながらモデルを求解

詳細は以下をご覧ください.

モデルマネージャーサポート

このバージョンでは, モデルマネージャーデータベースに保存されているモデルを操作するための新しい機能が導入されています. モデルマネージャー内のモデルの場所を識別する Uniform Resource Identifier (URI) の形式で, 場所パラメーターを指定して mphopen または mphload 関数を使用して, COMSOL モデルを開くことができるようになりました. 新しい mmsave 関数を使用して, 編集したモデルをドラフトまたは最終バージョンとして保存できます. モデルがあらかじめモデルマネージャーにロードされていない場合, 新しい mmgetbranch 関数を使用して, mmsave への引数としても使用できる分岐変数を取得します. これは, 次の構文を使用して実現されます:

branch = mmgetbranch('Main', 'Repository 1', 'MyDatabase'); mmsave = mmsave(model, 'version', 'commit message', 'branch', branch);

さらに, mmmodelinfo 関数を使用して, モデルを開かずにモデルマネージャーに保存されているモデルから情報を取得できます. この関数は, ディスク上に MPH ファイルとして保存されたモデルに対しても機能します.

データセット関数

モデルで作業するにつれてデータセットタイプの数が増えると, MATLAB® または mphnavigator のコマンドラインを使用してデータセットを追跡することが困難になる場合があります. モデル内のデータセットの概要を簡単に把握できるようにするために, データセットのプロットに使用できる mphdataset と, データセットに関する情報の取得に使用できる mphdatasetinfo という2つの新しい関数が導入されました. これらの関数は, さまざまなジオメトリに依存するデータセットまたは他のデータセットに依存するデータセットのパラメトリック設計を使用する場合に役立ちます.

新しい Mphrun 関数

新しい mphrun 関数を使用すると, モデルビルダーノードで run() メソッドを呼び出すことができ, 複数の run メソッドを連続して呼び出すことができます. さらに, 構築中または求解中はプログレスバーが自動的に表示され, 画面が乱雑にならないように終了すると消えます. 例として, 次の構文を使用して, このコマンドを使用してソルバーシーケンス Solution1 および Solution3 で run() を呼び出すことができます:

mphrun(model, {'sol1' 'sol3'}).


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