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LiveLink™ for MATLAB® アップデート

LiveLink™ for MATLAB® のユーザー向けに, COMSOL Multiphysics® バージョン 6.2 は, プロット用の新機能, パラメーター値を設定する関数, およびモデルマネージャーのサポートを提供します. これらのアップデートの詳細については, 以下をご覧ください.

プロットの改善

以前のバージョンでは, 関数 mphplot, mphgeom, および mphmesh を使用してプロットする場合, view プロパティを使用して照明と非表示の View サブ設定にアクセスできました. このバージョンでは, これらの関数を呼び出すと, ビューのサブ設定の照明と非表示がデフォルトで有効になるようになりました. さらに, MATLAB® のプロットには x, y, z 軸のラベルが表示されるようになり, COMSOL Multiphysics® で見られるプロットと視覚的に似ています.

ビュープロパティを追加する前 (左) と追加後 (右) の視覚的な結果を示すプロット.

パラメーター変更のための関数

LiveLink™ for MATLAB®, では, パラメーター値の変更とモデルの再求解が一般的に使用される手法です. 新しい mphsetparam 関数が追加され, パラメータ値を設定し, 関数間でパラメータ値を渡すプロセスが合理化されました. さらに, 新しい関数 setparam により, MATLAB® 数値型と文字列を使用してパラメーター値 (実数または複素数) を設定する機能が提供されます. これらの値は, セル配列, 構造体, ディクショナリを使用して単一の変数名内で設定できるため, ある関数から別の関数にパラメーターを簡単に転送できます. パラメーターグループとパラメーター ケースもサポートされるようになり, 既存の関数 mphevaluate と mphgetexpressions を使用して, それぞれパラメーター値とパラメーターに関連する式を評価できるようになりました.

モデルマネージャーサポート

モデルマネージャーは, COMSOL モデルおよびその他の関連ファイルをデータベースに保存および管理するために使用されます. LiveLink™ for MATLAB® のバージョン 6.2 では, そのようなモデルやファイルを変更するために使用できる API がモデルマネージャーに追加されました. モデルのロード, 保存, 検索に使用できる新しいラッパー関数があります. たとえば, mmsearch 関数を使用して, 特定のブランチ内のモデルを検索できます. この関数は MATLAB® で簡単に変更および表示できる MATLAB® 構造体配列で結果を返します.