複合材料モジュールアップデート
COMSOL Multiphysics® バージョン 6.4 では, 複合材料モジュールを利用のユーザー向けに, 積層シェルおよび積層構造のモデリングに関する機能強化と, 新しいチュートリアルモデルが追加されました. これらのアップデートの詳細については、以下をご覧ください.
積層シェルインターフェースの改善点
バージョン 6.4 では, 積層シェル インターフェースに3つの改良が加えられました. グローバル定義 の 積層材料 ノードにある回転角の入力値を変数として定義できるようになり, 可変角度トウ積層材のモデリングが可能になりました. デフォルトのプロット設定は, 繊維方向の応力テンソル成分を表示するように更新されました. 2つの結果テンプレートは, フォン・ミーゼス応力ではなく, ラミナまたは積層材の応力テンソル成分が表示されるようになりました. さらに, LaRC03 および Hashin 破壊基準の定式化も改良されました. これらの機能拡張は, チュートリアルモデル クロスプライ積層板の破壊に関するパラメトリックスタディ で確認できます.
積層シェル–構造遷移マルチフィジックスカップリングの改善点
積層シェル–構造遷移 マルチフィジックスカップリングには, 主に2つの改良が加えられました. 構造接続の定式化が改良され, デフォルトの拘束方法が 節点 に設定されました.

上側の グラフィックス ウィンドウに表示されているプロットは, 異なる構造要素を用いてモデル化された複合パイプの形状を示しています. 下側のプロットは, 複合パイプにおけるフォン・ミーゼス応力を示しています.
新しいチュートリアルモデル
COMSOL Multiphysics® バージョン 6.4 では, 複合材料モジュールに新しいチュートリアルモデルが追加されました.
クロスプライ積層板の破壊に関するパラメトリックスタディ


