Excel 環境での COMSOL Multiphysics® の使用法
LiveLink™ for Excel® を使用すると, Excel 環境から COMSOL Multiphysics のモデリングを実行および制御することができます. LiveLink™ for Excel® をインストールすると, Excel のリボン上に COMSOL Multiphysics タブが即座に表示されるようになります. COMSOL タブのリボン上のボタンを使用すると, 以下のようなモデリングプロセスのほとんどのステップを制御することが可能です:
- モデルを開いて保存
- パラメーター, 変数, 関数のインポートと再定義
- メッシュとソルバールーチンの実行
- データの抽出と処理
- 結果の提示
パラメーターは Excel ワークシートのセルと自動的に同期され, その場で変更して再同期することができ, そしてモデルを再び解くことができます. さらに, COMSOL のモデリングは, Excel® が提供するいくつかのツールや機能で補強することが可能です. 例えば, Excel ワークシートのデータ列を使用して点座標を定義し, モデル解に基づく評価を実行することが可能です. 評価後, 抽出された結果は関連する Excel の列に入力され, Excel® のツールを使用して抽出されたデータのカーブフィットを実現することができます.