システム要件: COMSOL Multiphysics® バージョン 6.3
ハードウェア要求仕様
COMSOL Multiphysics® のハードウェア要件は次のとおりです:
- インストール用のネットワークカードとインターネット接続が動作していること
- 4 GB 以上の RAM
- ライセンス製品とインストール オプションに応じて 2～20 GB のディスク容量
- 次のプロセッサー:
- SSE4 命令セットを備えた Intel® 64 または AMD 64 アーキテクチャに基づく Intel® または AMD® 64 ビットプロセッサー
- 2009年以降にリリースされた Intel® プロセッサーと2012年以降にリリースされた AMD® プロセッサーは, この要件を満たしています.
- macOS でサポートされている Apple シリコンプロセッサー (M1 以降)
- Linux® でサポートされている ARM64 プロセッサー
- SSE4 命令セットを備えた Intel® 64 または AMD 64 アーキテクチャに基づく Intel® または AMD® 64 ビットプロセッサー
さらに, COMSOL ドキュメントを PDF 形式で表示および印刷するには, Adobe Acrobat® が必要です.
ハードウェアに関するその他の推奨事項については, ナレッジベースエントリを参照してください.
オペレーティングシステム要件
以下に記載されているオペレーティングシステム要件に加えて, CAD インポート モジュール, デザインモジュール, および LiveLink™ 製品には, インターフェース製品要件ページに記載されている特定の要件があります. COMSOL Compiler™ のシステム要件は, COMSOL Multiphysics® のシステム要件と同じです.
64 ビットオペレーティングシステム
| アーキテクチャ | Windows® | macOS | Linux® |
|---|---|---|---|
Intel® 64 AMD64 |
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|
|
| ARM64 (M1 等の Apple シリコンプロセッサー) | サポート対象外 |
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OS 固有システム要件
| Linux® (Intel® 64 および AMD64) |
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|---|---|
| Linux® (ARM64) |
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Linux® ヘルプシステム
オペレーティングシステムでヘルプシステムを動作させるには, WebKitGTK パッケージをインストールする必要があります. バージョン 2.32 までがサポートされています. それ以降のバージョンには安定性の問題があり, COMSOL® に影響するかどうかはわかりません. WebKitGTK パッケージは, Linux® ディストリビューションによって異なる名前で提供されています:
| Linux® ディストリビューション | パッケージ名 |
|---|---|
| Debian® 11 および 12 | libwebkit2gtk-4.0-37 |
| Ubuntu® 20.04 および 22.04 | libwebkit2gtk-4.0-37 |
| Ubuntu® 24.04 | libwebkit2gtk-4.1-0 |
| Red Hat® Enterprise Linux® 8, Rocky Linux™ 8, および Oracle® Linux 8 | webkit2gtk3 |
| Red Hat® Enterprise Linux® 9, Rocky Linux™ 9, および Oracle® Linux 9 | webkit2gtk3 |
| SUSE® Linux Enterprise Desktop® 15 | libwebkit2gtk-4_0-37 |
| OpenSUSE® Leap 15.6 | libwebkit2gtk-4_0-37 |
FlexNet® ライセンスマネージャー
ライセンスマネージャーのシステム要件は, COMSOL Multiphysics® と同じです. COMSOL Multiphysics® バージョン 6.3 は一般的にFlexNet® と互換性がありません. COMSOL Multiphysics® バージョン 6.3 は, 以前の COMSOL® リリースのライセンスマネージャーと互換性がありません. 従って, COMSOL Multiphysics® バージョン 6.3 にアップグレードする場合は, ライセンスマネージャーもアップグレードする必要があります. COMSOL Multiphysics® バージョン 6.3 では, FlexNet® バージョン 11.19.6 がすべてのプラットフォームで使用されます. lmgrd のバージョンは, COMSOL® ソフトウェアで使用される FlexNet® バージョンと同じかそれ以上である必要があります.
アプリケーションビルダー
アプリケーションビルダーは Windows® オペレーティングシステムでサポートされています.
モデルマネージャー
ローカルモデルマネージャーデータベースを使用する機能は, クラスキットライセンスを除くすべてのライセンスに含まれています. ローカルモデルマネージャーデータベースを使用する場合は, データベースをコンピュータ上に配置する必要があります. ネットワークまたはクラウドドライブに配置することはできません. フローティングネットワークライセンスを使用すると, 中央の Model Manager server へのインストールと接続が可能です.
Microsoft® PowerPoint® のアドイン
PowerPoint® アドインは, Windows® オペレーティングシステム上の PowerPoint® 2016, 2019, 2021 と互換性があります. Microsoft 365® を使用している場合は, コンピューターに PowerPoint® がインストールされている必要があります. アドインには, Visual Studio Tools for Office (VSTO) アドインをサポートするバージョンの PowerPoint® が必要です.
チャットボットのシステム要件
チャットボットウィンドウを有効にするには, OpenAI API キーが必要です. OpenAI API キーを取得するには, 支払いプランを選択する必要があることに注意してください.
並列システム要件
| Windows® | macOS | Linux® | |
|---|---|---|---|
| 共有メモリ並列 | 全てのサポート対象バージョンの Windows® | 全てのサポート対象バージョンの macOS | 全てのサポート対象の Linux® ディストリビューション |
| 分散メモリ並列 |
|
サポート対象外 |
クラスター内のすべてのコンピューターは同じ Linux® バージョンを使用し, 同様のハードウェアを備えている必要があります. Open Fabric Interface (OFI) 1.5.0 以降をインストールすることをお勧めします. RDMA 対応ネットワークファブリックを使用している場合は, DAPL 1.2 以降バージョンに準拠したドライバーまたはライブラリが必要です. ソフトウェアは通常, ハードウェアに付属しています. MPICH2 を使用する場合は, すべてのクラスターノードに |
1 それぞれの Windows Server® バージョン用の Microsoft® HPC Pack が必要です.
COMSOL Multiphysics® と COMSOL Server™ をクラウドで実行する方法については, こちらのページをご覧ください .
公式にサポートされているコンパイラー
COMSOL Multiphysics® アプリケーションビルダーで外部関数, 外部材料, 外部 C ライブラリ用の外部 C インターフェースを提供します.
| Windows® | macOS (Intel) | macOS (Apple シリコン) | Linux® (Intel® 64 および AMD64) | Linux® (ARM64) | |
|---|---|---|---|---|---|
| 外部 C インターフェース | Microsoft Visual Studio® 2022 | LLVM Clang 18.1.8 | LLVM Clang 18.1.8 | Intel® oneAPI DPC++/C++ コンパイラー 2024.0.0 (GCC 13.2.0 付き 2024.0.0.20231017) | GCC 13.2.0 |
| Java API | JDK 8 および 11 | JDK 8 および 11 | JDK 8 および 11 | JDK 8 および 11 | JDK 8 および 11 |
COMSOL Multiphysics® は, 上記の C/C++ コンパイラーを使用して構築およびテストされています. これらの C/C++ コンパイラーの最新バージョンも, 外部 C インターフェースと互換性がある場合があります. COMSOL API をクライアント/サーバーモードで Java API とともに使用し, <installation dir>/bin/comsolclientpath.txt にリストされている jar ファイルを使用する場合, JRE 8 および 11 がサポートされます. COMSOL API をスタンドアロンモードで Java API とともに使用し, <installation dir>/bin/comsolpath.txt にリストされている jar ファイルを使用する場合, JRE 11 がサポートされます.
Java 環境
COMSOL® ソフトウェアは OpenJDK 11.0.24+8 で出荷されます. インストール時に代替の Java 11 バージョン 11.0.24+8 以降を選択できます.
グラフィックスシステム要件
COMSOL は, パフォーマンス上の理由からハードウェアレンダリングを推奨しています. ハードウェアレンダリングには, OpenGL® バージョン 2.1 以降をサポートするドライバーが必要です.
グラフィックス設定で品質を最適化に設定した場合に利用可能なすべてのレンダリング機能を使用するには, 2 GB 以上のグラフィックスメモリが推奨されます.
AMD®
Windows® 11
| カードモデル | ドライバーバージョン |
|---|---|
| AMD Radeon™ Pro W7900 | 24.Q2 |
| AMD Radeon™ Pro W7800 | 24.Q2 |
| AMD Radeon™ Pro W7600 | 24.Q2 |
| AMD Radeon™ Pro W7500 | 24.Q2 |
| AMD Radeon™ Pro W6400 | 24.Q2 |
Windows® 10
| カードモデル | ドライバーバージョン |
|---|---|
| AMD Radeon™ Pro W6800 | 24.Q2 |
| AMD Radeon™ Pro W6600 | 24.Q2 |
Ubuntu® 24.04
| カードモデル | ドライバーバージョン |
|---|---|
| AMD Radeon™ Pro W7900 | AMDGPU (Linux® 6.8.0) |
| AMD Radeon™ Pro W7800 | AMDGPU (Linux® 6.8.0) |
| AMD Radeon™ Pro W7600 | AMDGPU (Linux® 6.8.0) |
| AMD Radeon™ Pro W7500 | AMDGPU (Linux® 6.8.0) |
| AMD Radeon™ Pro W6800 | AMDGPU (Linux® 6.8.0) |
| AMD Radeon™ Pro W6600 | AMDGPU (Linux® 6.8.0) |
| AMD Radeon™ Pro W6400 | AMDGPU (Linux® 6.8.0) |
NVIDIA®
Windows® 11
| カードモデル | ドライバーバージョン |
|---|---|
| RTX 6000 Ada | 553.09 |
| RTX 4000 Ada | 553.09 |
| RTX A5500 | 553.09 |
| RTX A5000 | 553.09 |
| RTX A4000 | 553.09 |
| RTX A3000 | 553.09 |
| RTX A2000 | 553.09 |
Windows® 10
| カードモデル | ドライバーバージョン |
|---|---|
| T1000 | 553.09 |
| T400 | 553.09 |
| T600-R | 553.09 |
上記のグラフィックスカードは, COMSOL Multiphysics® ソフトウェアとの互換性について厳密にテストされています. ただし, 他の AMD® または NVIDIA® グラフィックスカードも COMSOL Multiphysics® と互換性がある可能性があることに注意してください. 上記のカードと同じモデルシリーズに属するグラフィックスカードは, COMSOL Multiphysics® と互換性がある可能性が高くなります.
Linux® でのハードウェアアクセラレーションには, NVIDIA® などのグラフィックスカードベンダーの専用ドライバーを使用してください. それ以外の場合は, COMSOL® ソフトウェアレンダリングを使用してください. Nouveau ビデオドライバーは, ソフトウェアレンダリングでのみサポートされています.
GPU コンピューティングシステム要件
コンピューティング能力 6.0～9.0 を備えた NVIDIA® GPU が必要です. 以下のグラフィックスシステム要件にリストされているすべての NVIDIA® カードには, 必要なコンピューティング能力があります.
CUDA® ツールキットバージョン 12.4 のインストールが必要です.
注: この情報はお客様の便宜のために提供されていますが, 特定の状況下で COMSOL® ソフトウェアまたはその他のソフトウェアの使用に適したシステム要件を独自に調査するための代替として使用しないでください. システムとハードウェアは定期的に変更されるため, どのシステム要件が適切であるかの判断に影響する可能性があります.
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