圧電トランスデューサー付き超音波流量計
Application ID: 47741
超音波流量計は, 流れに対して斜めに超音波信号を送信することで, パイプを流れる流体の速度を測定します. 流れがない場合, 送信機と受信機間の伝送時間は, 上流方向と下流方向に送信される信号で同じです. 流れがない場合, 下流に伝播する波は上流に伝播する波よりも速く移動するため, これを利用して流れを判定できます. 多くの場合, 超音波の送受信には圧電トランスデューサーが使用されます. このチュートリアルでは, 簡略化された流れがない場合のケースで, 圧電トランスデューサーを使用した超音波流量計のシミュレーション方法を説明します. モデルは, 音響的に大きな過渡問題に適した不連続ガラーキン法(dG法)に基づいています. 弾性波 (陽的時間発展) および 圧力音響 (陽的時間発展) フィジックスインターフェースは, それぞれ固体領域と流体領域における波動伝播をモデル化します. これら2つは, 音響-構造境界 (陽的時間発展) ルチフィジックス機能によって接続されています. 圧電トランスデューサーは, 弾性波 (陽的時間発展), および静電気フィジックスインターフェースを連成する 圧電効果 (陽的時間発展) マルチフィジックス機能を用いてモデル化されています. このモデルは, ジオメトリアセンブリと非適合メッシュを使用しています.

この model の例は, 通常次の製品を使用して構築されるこのタイプのアプリケーションを示しています.
ただし, これを完全に定義およびモデル化するには, 追加の製品が必要になる場合があります. さらに, この例は, 次の製品の組み合わせのコンポーネントを使用して定義およびモデル化することもできます.
- COMSOL Multiphysics® and
- 音響モジュール and
- CFD モジュール
アプリケーションのモデリングに必要な COMSOL® 製品の組み合わせは, 境界条件, 材料特性, フィジックスインターフェース, パーツライブラリなど, いくつかの要因によって異なります. 特定の機能が複数の製品に共通している場合もあります. お客様のモデリングニーズに適した製品の組み合わせを決定するために, 製品仕様一覧 を確認し, 無償のトライアルライセンスをご利用ください. COMSOL セールスおよびサポートチームでは, この件に関するご質問にお答えしています.