相変化材料を用いたバッテリパックの熱管理
Application ID: 115571
バッテリパックの熱管理を, 空気(自然対流)と電池間の隙間における相変化材料(PCM)の2つのシナリオを考慮してシミュレートします. 検討対象のPCMは, パラフィンワックスとグラファイト添加剤の複合材料です. グラファイトは通常, 純粋なパラフィンワックスの熱伝導率を向上させるために添加されます.
このモデルでは, 放電動作中のバッテリパックの温度を監視します. PCM冷却では, 空気冷却よりもバッテリパックの温度が低く, より均一な温度に維持されることが観察されます. PCMを使用することで, バッテリパックの熱安全性を向上させることができます.

この model の例は, 通常次の製品を使用して構築されるこのタイプのアプリケーションを示しています.
ただし, これを完全に定義およびモデル化するには, 追加の製品が必要になる場合があります. さらに, この例は, 次の製品の組み合わせのコンポーネントを使用して定義およびモデル化することもできます.
- COMSOL Multiphysics® and
- バッテリデザインモジュール and
- either the 伝熱モジュール, 多孔質媒体流れモジュール, or 地下水流モジュール
アプリケーションのモデリングに必要な COMSOL® 製品の組み合わせは, 境界条件, 材料特性, フィジックスインターフェース, パーツライブラリなど, いくつかの要因によって異なります. 特定の機能が複数の製品に共通している場合もあります. お客様のモデリングニーズに適した製品の組み合わせを決定するために, 製品仕様一覧 を確認し, 無償のトライアルライセンスをご利用ください. COMSOL セールスおよびサポートチームでは, この件に関するご質問にお答えしています.