音響流体マルチフィジックス問題: 微粒子音響泳動
2013年 3月 7日
細胞などの粒子の懸濁液を操作するために音波を使用することは, 多くの研究者の研究に刺激を与え, 超音波音響流体学の分野への道を開きました. 操作は, バルク音波 (BAW) や表面音波 (SAW), 音響放射力, 音響流誘起抗力 など, さまざまな方法で実現されます. 後者の2つを組み合わせると, 浮遊粒子の音響泳動運動, つまり音による動きが生まれます. この方法は, ラベルなしで生細胞を操作する手段を提供します. しかも, 低コストです. これは, ラボオンチップおよび MEMS デバイスの微細加工が容易であることと, 超音波トランスデューサーが低コストであるおかげです.