COMSOL Multiphysics^® 6.1 リリースハイライト

LiveLink™ for Simulink^® アップデート

LiveLink™ for Simulink^® のユーザー向けに, COMSOL Multiphysics^® バージョン 6.1 では, COMSOL Cosimulation ブロックのコシミュレーションと単位表示のパフォーマンスと安定性が向上しました. これらのアップデートの詳細については, 以下をご覧ください.

より高速な Cosimulations

COMSOL Cosimulation ブロックは, Simulink ダイアグラム内で COMSOL モデル全体のシミュレーションを可能にします. Cosimulation ブロックは, 以前のバージョンよりも堅牢で高速に実行される改良されたテクノロジーを導入しました.

1D リチウムイオンバッテリーモデル充電制御チュートリアルモデルを使用して, Simulink ダイアグラム内でリチウムバッテリーモデルのコシミュレーションを示します.

COMSOL Cosimulation ブロック単位

COMSOL Cosimulation ブロックでは, 入力, 出力, およびブロックパラメーターの単位を表示できるようになりました. 表示される単位は, 入力とブロックパラメーターに正しい単位が使用されていることを確認するのに役立ちます. COMSOL Cosimulation ブロックからの出力は, コシミュレーションの設定時に指定できる表示単位に変換されます.

サーマルアクチュエーターチュートリアルモデルのオンオフ制御は, COMSOL^® のアクチュエーターモデルを Simulink ダイアグラムに統合する方法を示します. アクチュエーターは, 電流を駆動する電圧 (入力) 差を設定することによって起動されます. 電流は, アクチュエーターのジュール熱とそれに続く熱膨張を引き起こします. これは, 起動メカニズムとして使用されます. 構造物の変位と最大温度は, COMSOL モデルからの出力です.