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モデルマネージャーアップデート

モデルマネージャーのユーザー向けに, COMSOL Multiphysics® バージョン 6.1 は, CAD アセンブリなどの関連データファイルをファイルセットとしてデータベースに保存するためのサポートを提供します. モデルによって生成されたデータファイルをデータベースに書き込む機能, タグ付けとタグツリーの改善など, これらのアップデートと詳細については, 以下をお読みください.

複数の関連データファイルとすべての CAD フォーマットを含むファイルセットのサポート

モデルマネージャーデータベースは, CAD アセンブリの外部コンポーネントファイルやレポートの補助ファイルなど, 複数の関連データファイルをファイルセットとしてデータベースに保存できるようになりました. CAD アセンブリを含むすべての CAD 形式をモデルマネージャーデータベースにインポートし, モデルビルダーの CAD インポート機能で使用できるようになりました. CAD アセンブリをファイルシステムからデータベースにインポートすると, その外部コンポーネントが自動的にインポートされます. ファイルセットの内容は, モデルマネージャーワークスペースの設定ウィンドウから表示および更新できます.


データベースにインポートされた CAD アセンブリがサポートされるようになり, 参照される外部コンポーネントファイルが自動的に含まれるようになりました.

モデルで作成されたデータファイルのデータベースへの書込み

モデルによって生成されたデータファイル (結果, データ, プロット, アニメーション, レポートなど) をモデルマネージャーデータベースに保存できるようになりました. 結果ファイル, または複数の関連ファイルの場合はファイルセットはバージョン管理されており, 参照ウィンドウには, 対応するモデルバージョンへの参照と共に出力ファイルとして表示されます.


レポートをデータベースに書き込み, それが対応するモデルバージョンを参照していることを示します.

タグ付けとタグツリーの改善

タグは, モデルマネージャーデータベースに保存されたアイテムを整理するために使用されます. このバージョンでは, 保存ウィンドウからモデルにタグを割り当て, 必要に応じて新しいタグを作成する機能など, タグの操作に関する多くの改善が含まれています. モデルマネージャーワークスペースのタグの設定アクションは, 複数の選択をサポートしています. 新しいタグオプションを使用してタグを作成するときに, タグを現在の選択に直接割り当てることもできます. 割り当てられたタグは, 設定ウィンドウなどに表示されます.


モデルをデータベースに保存する際のタグの割り当て.


データベースで選択された複数のアイテムのタグ割り当てを同時に設定. 検索結果のタグツリーに, タグごとのヒット数が括弧内に表示されるようになりました.

後方および前方互換性のあるデータベース形式

データベース形式とサーバー接続は後方互換性と前方互換性を考慮して設計されているため, ローカルデータベースとサーバデータベースは COMSOL Multiphysics® バージョン 6.0 と 6.1 の間で共有できます. COMSOL Multiphysics® のすべてのモデルマネージャーデータベース構成は, 古いバージョンから新しいバージョンに設定をコピーする設定移行の一部として自動的に移行されます. COMSOL Multiphysics® の一部の新しいモデルマネージャー機能は, Model Manager server の最新バージョンに接続されている場合にのみ使用できます.

リポジトリ使用履歴の保存

モデルマネージャーデータベースで複数のリポジトリを操作する場合, COMSOL Multiphysics® は, モデルを保存またはロードするときに最近使用したものを保存できるようになりました.

デフォルトリポジトリの設定

このバージョンでは, デフォルトのリポジトリを初期リポジトリから変更できるようになりました. デフォルトのリポジトリは, データベースを初めて操作するとき, および保存と読み込みに最後に使用されたリポジトリが適用できない場合に選択されます.

コミットコメントの編集

モデルバージョンを保存するときに入力したコメントなど, 以前のコミットのコミッコメントを編集できるようになりました. サーバーデータベースの場合, コミッターとルート管理者のみがコミットコメントを編集できます.


コミットコメント中でタイプミスを編集.

日付のフィルター短縮形

最近の修正フィルターなど, 日付を操作するすべての検索フィルターで, 今日, 昨日, 今週, 今月, および今年の短縮形がサポートされるようになりました. これらは検索構文でもサポートされています. たとえば, @lastModified:TODAY.

コンテンツパネルからノードを挿入およびオープン

設定ウィンドウにあるコンテンツパネルには, モデルで使用されている機能の概要が表示されます. コンポーネントやジオメトリシーケンスなどの機能は, コンテンツツリーで選択し, 開いたモデルに挿入を選択することで, 現在のモデルに直接挿入できるようになりました. 同様に, 新しいノードを開くアクションは, モデルを開き, モデルビルダーツリーで選択した機能に移動するための便利な方法を提供します.


ノードを開くを使用して Tuning Fork アプリケーションを開き, そのメソッドの1つに直接移動.

モデルマネージャーのデモデータベースをダウンロード

モデルマネージャーのローカルデモデータベース1 は, ヘルプメニューのモデルマネージャーのデモデータベースのダウンロードアクションを使用して, 自動的にダウンロードして開くことができるようになりました. Windows® オペレーティングシステムでは, このメニューはファイルメニューのサブメニューとして使用できます. デモデータベースには, フルインストールに含まれるアプリケーションライブラリモデルのインポートされたコピーが含まれています. モデルマネージャーの検索機能などをテストするための出発点を提供します.

モデルマネージャーが開いている COMSOL Multiphysics UI と, スタディステップのオプションが表示されたフィルターウィンドウ.
検索フィルターを使用してデモデータベースを探索.


1 この機能は COMSOL® ソフトウェアバージョン 6.0 アップデート 2 でリリースされました.

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