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COMSOL Compiler™ アップデート


新しい COMSOL Runtime™ の柔軟性と更新オプション

COMSOL Compiler™ で作成されたコンパイル済みアプリケーションは, ジオメトリ作成, メッシュ作成, 求解, 結果分析, および可視化に必要なソフトウェアコンポーネントを提供する COMSOL Runtime™ を使用して実行されます. COMSOL Runtime™ は, コンパイル済みアプリケーション内に埋め込むことも, ユーザーがアプリケーションを初めて実行するときにオンデマンドでダウンロードすることもできます.

COMSOL Compiler™ の以前のバージョンでは, コンパイルされたアプリケーションには, コンパイルに使用された COMSOL Runtime™ の正確なバージョンが必要でした. つまり, たとえば, あるアプリケーションではバージョン 6.2 アップデート 1 が必要で, 別のアプリケーションではバージョン 6.2 アップデート 2 が必要な場合, ユーザーは複数のランタイムをインストールする必要がありました. 現在, コンパイルされたアプリケーションは, メジャーバージョンが同じである限り, システムにインストールされている任意の COMSOL Runtime™ を使用できます. この変更により, コンパイルされたアプリケーションの配布が簡素化され, アプリ作成者は1つのバージョンを使用し, エンドユーザーは既にインストールされている別のバージョンを利用できるようになります.

さらに, COMSOL Runtime™ は, インストール中に自動的に, またはインストールフォルダから update.exe を実行して手動で, マイナーバージョン間で更新できるようになりました. ユーザーは, 新しいランタイムバージョンでコンパイルされたアプリケーションを実行するときに, COMSOL Runtime™ を更新するためのオプションのプロンプトを有効にすることもできます.

COMSOL Runtime インストーラーバージョン 6.3 のウィンドウ. オプションタブが強調表示され, インストール先フォルダーと新しいアップデートオプションが表示されます.
COMSOL Runtime™ インストーラーの新しい更新オプション.