アプリケーションビルダー
求解中のグラフィックスとプロットをアップデート
アプリケーションビルダでは、メソッドやコマンドシーケンスの実行中にグラフィックスフォームオブジェクトのアップデートが可能になりました。 そのため、たとえば、ひとつのメソッド内におけるメッシュとプロットグループの表示の切り替えや、カスタマイズしたカメラベースのアニメーション作成が可能になりました。 求解中のプロットの組み込みサポートも追加しました。ただ、プロットグループをスタディでグラフィックスフォームオブジェクトのソースとして使用するだけです。
ビューサポートを強化
アプリケーションビルダでアプリケーションを構築するとき、そのアプリケーションのユーザーがビューを切り替えることのできる機能をグラフィックスツールバーを組み込むことができます。 すなわち、ユーザーがグラフィックスフォームオブジェクトがあるそのアプリケーションを実行するとき、グラフィックスでどのビューを使用するかを切り替えることができます。 さらに、そのビューは、グラフィックスツールバーやコマンドシーケンスから、あるいはメソッド内でデフォルトにリセットできます。 Record Code (コードを記録) 機能は、Camera (カメラ) ノードや Axis (軸) ノードなどのビューノードをサポートしたため、たとえば、カメラの変更時など必要なコードをメソッドエディタに簡単に展開できるようになりました。
詳細設定のモデルデータアクセス
Model Data Access (モデルデータアクセス) ツールでは、フォームオブジェクトでソースとしてモデルの設定を簡単に使用できます。 さらに、材料リンクにおける裁量の選択、結果にプロットする時間やパラメータの選択など、さまざまな設定が用意されています。
エディターツール
New Form (新規フォーム) ダイアログでは、モデルとアプリケーションコンテンツから直接、最適なフォームオブジェクトを作成できます。 この機能は、既存のフォームに、新しい Editor Tools (エディタツール) ウィンドウで使用できます。 たとえば、パラメータを選択し、すべての関連のテキストラベル、入力フィールド、単位フォームオブジェクトをシングルクリックで作成します。 New Form (新規フォーム) ダイアログ同様に、入力、出力、ボタン、グラフィックスに使用できます。
Editor Tools (エディタツール) ウィンドウは、メソッドにも使用できます。これは、従来のソフトウェアバージョンの Model Code (モデルコード) ウィンドウに代わる機能です。
フォームオブジェクトのマージン設定
グリッドレイアウトモードのすべてのフォームオブジェクトについて、縦横のマージン設定が使用できるようになり、レイアウトの制御精度がさらに向上しました。
コマンドシーケンスで引数としての変数
Declarations (宣言) ノードで使用できる変数は、コマンドシーケンスでは、さまざまな事例で、定数ではなく引数として使用できるようになりました。 たとえば、メソッドでは入力引数として使用します。 また、評価した抽出値は、メソッドコードを記述しなくても、結果を変数に直接保存できます。
フォームコレクションには、新しい"Tiled or Tabbed (タイル形式またはタブ形式)" オプションがあります。
新しい Tiled or tabbed (タイルかタブ) オプションでは、アプリケーションの実行中に、フォームコレクションをタイル形式とタブ形式の間で切り替えることができます。 フォームコレクション設定ウィンドウでこのオプションを選択した後、2 つのモード間のスイッチにトグルボタンという、新しいフォームオブジェクトを追加できます。
メソッドエディタの追加
メソッドエディタには、組み込みメソッドを対象に、便利なツールヒントを追加しました。また、自動インデントやフォーマットサポートも強化して、メソッドを記述しやすくしました。 また、Language Elements (言語要素) ウィンドウには多くの組み込みメソッドを追加しました。 主な新メソッドとしては、 マトリックスサイズの取得、配列内の要素と行の追加と削除、デフォルトブラウザにおける URL の呼び出し、電子メールサーバーの定義、モデルのメソッドと解のクリアがあります。
グラフィックスツールバーをカスタマイズ
グラフィックスフォームオブジェクトは、カスタムツールバーボタンをサポートするようになりました。 また、ツールバーそのものを、グラフィックスキャンバスの上、下、左、あるいは右というふうに、どこに配置するかも制御できます。
フォームの再利用
同じフォームを、異なるフォームコレクションなど、複数の場所で再利用できるようになりました。 またカードスタックでフォームを直接参照できます。