LiveLink™ for MATLAB® アップデート
COMSOL Multiphysics®バージョン6.0では, LiveLink™ for MATLAB®のユーザー向けに, 既存機能のための新しいユーザーインターフェースに加え, mphmin や mphmax 関数の機能とラッパー関数のオートコンプリート機能が新たに追加されました. これらのアップデートについては以下をご覧ください.
新しいユーザーインターフェース
MATLAB® App Designerに基づいた, mphnavigator, mphopen, mphsearch, およびmphmodellibraryのための新しいユーザーインターフェースがあります. この新しいユーザーインターフェースは, よりモダンなデザインで, サイズ変更に対応しています. Mphnavigatorは, 起動と応答が速くなり, プロパティが古くなった際の自動更新に対応し, プロパティ値のフローティングウィンドウを作成できるようになりました. これらの新しいユーザーインターフェースには, MATLAB® 2020a以降が必要です. 旧インターフェースでも動作しますが, アップデートはされません.

Mphmin と mphmax
Mphmin と mphmax を使用して, モデル内の最小値と最大値を示す座標を取得できるようになりました. これは, position プロパティを使って操作します.
オートコンプリート
コマンドウィンドウを使用する際, MATLAB®エディターまたはMATLAB® Live Editor に, LiveLink™ for MATLAB® に付属するラッパー関数のオートコンプリート機能が追加されました. この機能は, コマンドの入力を容易にし, ジオメトリタグやソルバータグなどが適切に使用されるためにも使われます. コマンドを入力する際, オートコンプリートでは, MATLAB® ワークスペースで利用可能で, 自動的に提供されるモデル変数が使用されます. モデルの内容はさらに, 利用可能なプロパティ名と有効な値のためにも使用されます.
オートコンプリートを使用すると, モデル変数名, プロットタグ, プロパティ名と値が自動的に入力され, mphplot コマンドの入力がはるかに簡単になる例を紹介しています.
MATLABは, The MathWorks, Inc.の登録商標です.