ご質問はこちらまで:
support@comsol.com

モデルマネージャーサーバーのアップデート

モデルマネージャーサーバーのバージョン 6.2 では, ウェブインターフェースでモデルやファイルに直接アクセスできる機能が導入されているほか, 管理ページやアセットページも改善されています. これらのアップデートと詳細については, 以下をご覧ください.

ウェブインターフェースでのモデルとファイル

モデルマネージャーサーバーのウェブベースのアセット管理システムにより, バージョン管理されたモデルやデータファイルに直接アクセスできるようになりました. アセット内のリンクされたモデルバージョンをクリックすると, モデルバージョンとその参照またはバージョン履歴に関する情報が表示されます. たとえば, モデルの参照された補助データファイルをウェブインターフェース内から更新して, シミュレーション用の新しい入力データまたはジオメトリをアップロードできます. COMSOL Desktop® のモデルマネージャーワークスペースで利用できるのと同じ検索機能を使用して, ホームページからモデルとファイルのバージョンを直接検索することもできます.

モデルとデータファイルはウェブインターフェースで表示および編集できるため, 共同作業が容易になります.
ウェブインターフェースでモデルとデータファイルを検索します.

新しい管理者ページ

Transport Layer Security (TLS) のサーバー証明書を追加するときに, 指定したキーストア内のすべてのキーのエイリアスをリストするドロップダウンメニューからキーエイリアスを選択できるようになり, エラーがより明確に報告されるようになりました. 管理対象サーバーコンポーネントの構成ページには, コンポーネントの起動時に発生したエラーのほか, ディスク領域の使用状況およびデータディレクトリのエラー状態に関する情報が表示されます. 管理対象サーバーのコンポーネントは, それを使用するデータベース構成にリンクされています.

TLS のサーバー証明書を選択すると, 直接フィードバックと各ストアの証明書のリストが提供されるようになりました.

The Model Manager Server opened in a web browser showing the Managed SQL Database Server information.
管理対象サーバーコンポーネントには, データディレクトリのステータスとディスク領域の使用状況が表示されます.

新しいアセットページ

アセットは, 他の関連アセットと双方向にリンクできるようになりました. 複数値の複合アセット属性に対して表示されるテーブルを, 属性定義で許可された値が指定されているすべての列の列値でフィルターできるようになりました. このフィルタリング機能は, 複数の選択をサポートするドロップダウンメニューから利用できます. さらに, 新しい属性ウィジェットタイプであるユーザーピッカーが追加され, データベース内のすべてのユーザーのリストから選択できるようになります.

The Model Manager server opened in a web browser, showing the information for a MEMS capacitor model.
関連するアセットと自動テーブルフィルターへのリンクを含むアセット.

データベースエイリアス

モデルマネージャーサーバーで構成されたデータベースに対してエイリアスを指定できるようになりました. これは, サーバー上で複数のデータベースが構成されている場合に便利な識別子を提供します. データベースエイリアスは, デフォルト以外のデータベースのウェブブラウザーのアドレスフィールドのデータベースキーの代わりに使用されます. データベースエイリアスは, COMSOL Multiphysics® でサーバーデータベースを追加するときに指定されたサーバーアドレスからも読み取られるため, 特定のサーバーデータベース, または同じモデルマネージャーサーバーから複数の異なるデータベースを追加することができます.

データベースエイリアスは, 同じサーバー上の異なるデータベースを識別するために使用されます. サーバーアドレスをコピーして貼り付けることで, COMSOL Multiphysics® に各サーバーデータベースを簡単に追加できます.

一般的改善

モデルマネージャーサーバーの他の改善:

  • アカウントがログイン設定を通じて任意のグループのメンバーとして自動的 にマップされている場合, それらのグループはマイアカウントページの外 部グループメンバーシップフィールドに表示されます.
  • Linux®上で実行している場合, ハードモードでマウントされた NFS を使用している場合, マネージド SQL データベースサーバーのデータディレクトリをネットワークファイルシステムに配置できるようになりました. パフォーマンス上の理由から, 引き続き物理ディスクの使用が推奨される設定です.
  • 認証された要求に関連付けられたユーザー名が, モデルマネージャーサーバーのアクセスログに表示されるようになりました.