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不確実性定量化モジュールのアップデート
不確実性定量化モジュールのユーザー向けに, COMSOL Multiphysics® バージョン 6.2 では, 相関行列による相関入力パラメーターの指定, 学習済みサロゲート関数の自動生成, および逆不確実性定量化と固体マウント共振器の製造のための新しいモデルが導入されています. これらのアップデートの詳細については, 以下をご覧ください.依存入力パラメーター
相関のある入力パラメーターを相関グループにグループ化して定義できるようになりました. データポイントは, 相関行列と限界分布をデータサンプリングに使用するガウスコピュラ法でサンプリングされます. モンテカルロ解析の入力パラメーターと検証入力パラメーターの指定にサロゲート関数の設定が使用される場合, サロゲート関数のトレーニングで使用されたのと同じ相関設定が, モンテカルロ解析と検証のデータサンプリングに使用されます. これらの操作により, 不確実性定量化スタディの機能が拡張され, 多変量入力パラメーターをよりよくサポートすることができます.
サロゲート関数の追加
感度解析, 不確実性伝播, 信頼性解析, EGRA, および逆不確実性定量化を含む, サロゲートに基づく不確実性定量化スタディタイプでは, スタディの計算後にグローバルサロゲート関数を作成するようになりました. サロゲート関数は, 不確実性定量化モジュールの有無にかかわらず評価することができます.
エラー領域のプロット
以前から利用可能なエラーバープロットを使用することに加えて, プロット内の色付けされた領域として不確実性を可視化することもできるようになりました. この新しい追加機能は, 例えば, ガウスプロセス回帰の不確実性を可視化するために使用できます. 表示される不確実レベルは, たとえば, 1シグマ, 2シグマなどの領域を可視化するようにカスタマイズすることもできます.
新しいチュートリアルモデル
COMSOL Multiphysics® バージョン 6.2 では, 不確実性定量化モジュールに2つの新しいチュートリアルモデルが追加されています.
引張試験のための逆不確かさの定量化

アプリケーションライブラリのタイトル:
tensile_test_uncertainty_quantification
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不確実性定量化を備えた固体実装共振器 2D

アプリケーションライブラリのタイトル:
solidly_mounted_resonator_2d_uncertainty_quantification
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