ジオメカニクスモジュールアップデート
COMSOL Multiphysics® バージョン 5.4 のジオメカニクスモジュールではもろい材料における破壊のモデル化機能が加わりました. 詳細は以下をご覧ください.
もろい材料の破壊
もらい材料において, 亀裂による破壊は重要な破綻メカニズムです. 新しく加わった線形弾性材料の下の破壊サブノード を使って連続ベースの破壊モデルを組合わせることができ, 荷重の深刻さの効果として荷重が柔軟化します. ユーザー定義式を含めて, 等価歪基準に基づいた様々なスカラー破壊モデルが用意されています. また, いくつかの異なる破壊進行の法則を選択することもできます. 破壊の強い局所性のために, 軟化材料モデルは数値的には難しい問題です. このために, ある有限の領域に亘る正則化法を使って破壊をスムージングするのが一般的です. そのような2つの方法であるクラックバンドと陰的勾配が利用可能です.
これらの機能は次のモデルで使われています:
- concrete_beam
- damage_test_bar (New)
- notched_beam_damage (New)
New Tutorial Models
COMSOL Multiphysics® バージョン 5.4 では新しいチュートリアルモデルが加わりました.
単軸引張りにおけるもろい材質の破壊
アプリケーションライブラリで検索:
damage_test_bar
欠きのある梁のクラック
アプリケーションライブラリで検索:
notched_beam_damage
ダム崩壊の傾斜安定性
アプリケーションライブラリで検索:
slope_stability
拡張バルセロナ基本土壌モデルによる部分飽和土壌の湿潤と乾燥パス
アプリケーションライブラリで検索:
wetting_and_drying_of_unsaturated_soil