ECAD インポートモジュールアップデート
ECAD インポートモジュールをご利用のお客様向けに, COMSOL Multiphysics® バージョン 6.4 では, グラフィックス ウィンドウでの PCB ファイルプレビュー機能, インポート時のパッドドメインの自動生成, 伝熱解析向けに簡単化して PCB を表現する新たな PCB から材料データ へアドインが導入されました. これらの更新内容など, 詳細は以下をご覧ください.
PCB ファイルのプレビューとインポート用ネットの選択
新しい プレビュー ボタンを使用することで, PCB ファイルのレイヤーをインポート前に可視化できるようになりました. プレビュー ウィンドウで, ファイルから読み込むレイヤーとネットを選択し, 生成ジオメトリを数本の選択トレースに簡単に絞りこむことができるようになっています. この機能の使用方法は, 新しい PCBインポートチュートリアルシリーズ で解説しています.
パッドドメイン作成
インポート 設定の新しい パッド セクションのオプションを使用することで, 選択したコンポーネントおよびピンのパッドドメインを PCB インポート時に自動生成できます. パッドに付与された属性は 論理式選択 機能で使用可能であり, フィジックス定義の設定を容易にします. この機能は PCB インポートチュートリアルシリーズ で解説されています.

パフォーマンスの向上
COMSOL ジオメトリカーネルのマルチコアサポートが強化されたことにより, 多数の面交差を伴う 3D ブーリアン演算が数倍高速に実行可能になりました.
ジオメトリ完成時に アセンブリ作成 を使用する際, 積層押出しオブジェクトの境界ペア生成が大幅に高速化されました. この改善は特に積層 PCB や MEMS デバイスで有用ですが, z 方向に積層された押出しオブジェクトを含むあらゆる形状に適用可能です.
新しいチュートリアルモデルシリーズとアドイン
COMSOL Multiphysics® バージョン 6.4 では, ECAD インポートモジュールの新しいチュートリアルシリーズとアドインが導入されました.





