LiveLink™ for MATLAB® アップデート
COMSOL Multiphysics® バージョン 6.4 では, LiveLink™ for MATLAB® をご利用のユーザー向けに, 新しい粒状流れモジュールへのサポート, 標準偏差を計算する新しい関数の導入, そして複素数値の線形化ポイントを許容する関数アップデートを行っています. これらの更新の詳細については, 以下をご覧ください.
粒状流れモジュールのサポート
新しい粒状流れモジュールを使用して作成されたモデルから粒状体の軌跡データを抽出するための新しい関数 mphgrain が導入されました. さらに, この新しいモジュールからのデータのプロットをサポートするために, mphplot 関数が更新されました.
移動ローラーを用いた粉末拡散を示すアニメーション. このモデルは粒状流れモジュールを使用しています.
新しい mphstddev 関数
結果評価のための新しい関数 mphstddev が導入され, 式の標準偏差が計算できるようになりました. この追加関数は, 平均値, 最小値, 最大値をそれぞれ計算する既存の関数 mphmean, mphmin, mphmax に類似したものとなっています.
Mphmatrix
mphmatrix 関数が更新され, 固有値解析において複素数値の線形化ポイント (eigref) を使用できるようになりました. さらに, 集中質量行列用の新しい出力が追加されました. 集中質量行列の場合は EL, ディリクレ境界条件部分除去後の集中質量行列の場合は ELc です.
MATLAB は The MathWorks, Inc. の登録商標です.
