アプリケーションビルダーの特徴と機能

COMSOL Multiphysics® ソフトウェアにはアプリケーションビルダーが含まれており, 作成したモデルに基づいてカスタムシミュレーションアプリを構築することができます. 作成したアプリを展開することでシミュレーションの力を他部署の同僚や社外の顧客と共有することができます.

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Benefits of Simulation Apps

シミュレーションアプリのメリット

誰でもアクセスできる数学モデル

アプリケーションビルダーはシミュレーションの専門家が計算モデルのための直観的なユーザーインターフェースを作成するためのカスタムアプリケーションです. アプリユーザーは基礎となるモデルの知識がなくても重要な入力パラメーターや計算結果に集中することができます.

アプリケーションビルダーは Windows® 版の COMSOL Multiphysics® に含まれており COMSOL Desktop® 環境からアクセスできます. アプリを構築するには Windows® が必要ですが, macOS や Linux® OS でもアプリの実行は可能です.

特定のタスクのための包括的なシミュレーションツール

COMSOLアプリはモデルビルダーで構築したモデルの利点を余計な情報を除いてすべて含んだカスタムメイドのシミュレーションツールです. 一般的なモデルから出発して, 特定のタスクに関連する制限された入力と出力のオプションを持ついくつかの異なるアプリを作ることができます.

COMSOL Multiphysics® のアプリケーションビルダーは, 包括的なシミュレーションアプリの構築に必要なすべての機能を提供します. 例えば, 以下のようなことができます:

  • ボタンをクリックしてユーザードキュメンテーションの添付と入力数値範囲のチェック, 事前定義されたレポートの生成
  • パラメトリックCADモデルを中心とした形状の構築
  • 実験データを含むテキストまたはバイナリファイルのインポート
  • 計算終了時に選択した受信者に自動的に電子メールを送信するようにアプリを設定
  • Microsoft® Word®, Microsoft® PowerPoint®, またはHTML形式のレポートの生成

組み込みツールの他に Java® プログラミング言語でメソッドを記述することができます. アプリに含めることができる内容にはほとんど制限がありません.

アプリ構築のための機能

A closeup view of the Application Builder tree and the Form Editor.

フォームエディター

フォームエディターでは入力フィールド, ボタン, スライダー, ノブ, チェックボックス, ラジオボ タンなどのウィジェットをドラッグ&ドロップで配置し, ユーザーインターフェースを設計することができます. これにはプログラミングは必要なく, すべてのプロセスはユーザーインターフェースによって行われます. モデルがパラメーターや変数を使用している場合は, これらをアプリケーションの入力フィールドに直接リンクさせます. このようにして, アプリのユーザーはモデルに影響を与えるパラメーターや変数の値を直接編集することができます. また, ワンクリックでスタディノードを実行し, ソルバーを起動するボタンをアプリに組み込むことができます. 同様に, グラフィックスや数値出力も素早く行うことができます. アプリには2D または 1D のグラフィックスだけでなく, インタラクティブな 3D グラフィックスを備えた複数のグラフィックスウィンドウを設けることができます.

A closeup view of the tubular reactor simulation app and Test Application button.

COMSOL Multiphysics®を使ったアプリのテストと実行

COMSOL Multiphysics® ソフトウェアでアプリを構築した後は, Windows® , macOS, Linux® の各OSを使用してCOMSOL Desktop® からアプリをテスト, 実行できます. COMSOL Multiphysics® でアプリをテストすると, アプリケーションビルダーのデスクトップ環境を実行したままアプリのユーザーインターフェースを備えた別のウィンドウが開きます. アプリのテスト中にフォーム, メソッド, 埋め込みモデルに変更を加えると, それらがライブで表示されます.

また, ウェブブラウザーでアプリをテストすることもできます. この機能によりCOMSOL Server™ インストールに接続されたウェブブラウザーからアクセスしたときのアプリの見た目を簡単にテスト的に見ることができます. インストールされているウェブブラウザーのうち, どのブラウザーでアプリを起動させるかを選択できます. アプリケーションは, アプリケーションビルダーのデスクトップ環境を起動したまま, アプリケーションのユーザーインターフェースを持つ別のブラウザーウィンドウで開きます.

A closeup view of the Application Builder tree and the Method Editor.

メソッドエディター

メソッドエディターは, モデルビルダーのツールではカバーできないアクションのコードを記述するためのプログラミング環境を提供します. メソッドにはループの実行, 入出力処理, アプリのユーザーへのメッセージやアラートの送信などの機能があります. COMSOLのメソッドを記述するためにJava® プログラミング言語が使用されており, すべてのJava® 構文とJava® ライブラリを使用することができます. さらに, アプリケーションビルダーにはアプリケーションを構築し, モデルオブジェクトを修正するためのメソッドが組み込まれた独自のライブラリがあります. アプリケーションビルダーにはコードを自動的に生成するためのツールがいくつか含まれています. これらのツールにはコマンド列からメソッドへの変換, コードの記録, コード補完などが含まれており, 構文に慣れていなくてもすぐにプログラミング作業に取り掛かることができます. 自動生成されたコードでは, プロパティやパラメーター, 変数の名前がツールチップで表示され, その意味が説明されているので, 製品のドキュメントを参照する必要がありません.

A closeup view of the Application Libraries and a simulation application example on the right.

参考モデル アプリケーションライブラリ

参考モデル アプリケーションライブラリは COMSOL Multiphysics® とCOMSOL Server™ の両方で提供されており, アプリケーションを作成する際に参考となるサンプルが多数用意されています. アプリケーションライブラリには30以上のサンプルアプリが含まれており, それらを実行, 検査, 修正したり, コンテンツを自分のアプリにコピーしたりすることができます. これらのアプリの中には, それ自体がすぐに使えるシミュレーションとして機能するものもあれば, アプリケーションビルダーの特定の機能をデモンストレーションしたり, 学術的な環境での教育を目的としたものもあります.

シミュレーションアプリの展開方法

COMSOLシミュレーションアプリを構築してテストしたら, 次はエンドユーザー(設計チーム, 製造部門, プロセスオペレーター, テストラボ, 顧客, またはクライアント)と共有する必要があります. そのためには, COMSOL Compiler™ またはCOMSOL Server™ が必要です.

COMSOL Compiler™ はCOMSOL Multiphysics® のアドオンで, COMSOL Multiphysics® やCOMSOL Server™ のライセンスがなくても, デスクトップやラップトップのコンピュータで実行できるスタンドアロンアプリケーションを作成することができます. COMSOL Server™ はアプリケーション管理ツールで, アプリケーションを安全かつセキュアに社内ネットワークやウェブ上で世界中に展開することができます.

どのビジネスもシミュレーションニーズもそれぞれ違います. COMSOL Multiphysics® ソフトウェアがお客様のご要望を満たすかどうかをきちんと評価するために, 我々にご連絡ください. 我々のセールス担当と話をすれば各個人に向いたお勧めや, しっかり文書化されたモデルなどをお送りすることができ, 最大限の評価結果を引き出すことができます. 最終的にどのライセンスオプションがあなたの要望にとって最適かを選択することができます.

"COMSOL へコンタクト" ボタンを押し, あなたの連絡先詳細と特別なコメントや質問があればそれを記入して, 送信していただくだけで済みます. 1営業日以内に我々のセールス担当者から返事が届きます.

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